跳んでいけ、それだって。

高校の陸上部でハードル走に取り組む清川は、怪我をして無気力に陥っていた。

ふて寝をするため通っていた図書室で、同じ学年の朝日奈と出会う。

何でもできるくせに人生をつまらないという朝日奈には、それでも恋する相手がいるようだった。

朝日奈の想い人が男性教師だと知った清川は激しく動揺し、いつしか朝日奈のことばかりを考えるようになっていく。現実に悔しさを感じながらも、再びもがき始める清川。

やがて二人は思いがけずキスをする。それ以上のことも。

朝日奈への恋心を深めていく清川は、友人の恋を応援したい気持ちと、自分自身の思いとの間で揺れ動くのだった。

・高校生の煩悶を書きたくて~~~。青臭いお話になって満足です^^

・気の向くままに書いていたせいで、ハードルの練習方法とか大会スケジュールとか、怪我の治る期間だとかジオラマの作成などなど、調べものが多くてWWWに助けられました。

・奥大井湖上駅には行ってみたい。アプト式も乗ってみたい。

・二人が成長していくお話なので周囲の人が必要で、名のない脇役が20人くらい出てました。数にすると多いのだけど、さすがに一年間を二人だけで生きるわけもなく、それなりにさらっといてさらっと喋っている感じにできてよかったです。(自画自賛)